ER図って何?初心者でも正しく早く書ける3つのポイント

ER図という言葉を聞いたことはありますか?ER図とは、Entity Relationship Diagramの意味でデータベース設計で活用される設計図のことですER図は、データベースや情報システムデザインを作り始める際、全体像を把握するために使用されます。開発者やデータベース設計者、それに関わるチームメンバーで構造を共有するために活用されるおすすめのツールです。ER図を書くことは難しそうに聞こえますが、基本的な書き方のルールを把握し、無料ツールを活用することで、初心者でも簡単に正しく書くことができます。抑えるべき3つのステップを紹介します。

1)ER図はどのような構造で成り立っているのか?

ER図は「エンティティ(実体・モノ)」を表す図形と、それらをつなぐ「リレーションシップ(関係)」で構成されており、データやデータ間の処理構造を図解しています。例えば、顧客が商品を購入するフローをER図で記載する場合、「顧客」や「商品」がエンティティとなり、「購入する」がリレーションシップとなります。通常、長方形で表示されるエンティティは名詞(物、人、概念、イベントなど)のことを指します。異なる記号は、異なるタイプのエンティティを表現しています。例えば「強エンティティ(実体)」は、通常長方形で表現され、「弱エンティティ(実体)」は二重の長方形で表現されるなどのルールがあります。その他にも、ER図では、接続線と矢印にラベルが付きます。これらのラベルは、エンティティがどのように相互作用するかを表し、エンティティ間の関係性を示します。

これらの基本ルールを用いて、簡単に作成するには、Miroなどのオンラインホワイトボードツールが無料で提供しているER図作成ツールを活用することで、誰でも簡単に作り始めることができます。

2)ER図を作成するメリットを理解する

ER図は情報システムプロジェクトの要件を判断する最初のステップとして用いられることが多いツールです。その後のステップでは、何か問題が発生した際に活用できます。既存のデータベースを分析し、システムの構造や実装時にどこで問題が発生しているのかを特定して、解決することをサポートします。構造を図式化しておくことで、問題点が浮き彫りとなり、最速で問題解決を行うことができます。

3)チーム間でER図を共有し、共通認識を持つ

ER図は従来エンジニアが、システム構造を考える際に活用する専門的なツールですが、Miroのようなオンラインで作成できるツールを活用することで、チーム間での共有も簡単に行うことができます。また、複数人でリアルタイムに同じものを編集することもできるため、エンジニアだけではなく、チームでシステム構造について考えを深めることが可能です。このプロセスにチームが主体的に参加できることで、システム構築の初期段階で、大きな見落としを防ぎ、より綿密で効率的にシステム構造を強化することができるのです。

これから、新しいサービス開発や、既存システムを見直したいという場合には、オンラインで簡単に作成できるER図作成ツールを活用してみてはいかがでしょうか。

 

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