今回は、米国株の魅力、注意点をご紹介します。
初心者の方にも優しくわかりやすく説明しているので、米国の株式投資に挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。
米国株ならではの魅力として挙げられるのは以下の3つです。
(1) 1株から購入可能なので少額から取引できる
魅力の1つ目は、国内株よりも少額で取引できることです。国内株は「単元株制度」によって基本的に最低取引単位が決まっています。例えば100株を購入するには平均的に見て数十万円かかるため、国内株を買いたいと思っても購入金額が高いハードルになってしまいます。その一方で、米国株は1株からの購入が可能なので、AppleやAmazonなどの世界的企業でも数千円〜数万円で購入することができます。
(2)成長率が高く長期的な見通しが良い
2021年になって、米国株の指標であるダウ平均、S&P500はともに史上最高値を更新しています。しかもどちらの指数も2010年以降、コロナショックなどを乗り越えながら成長し続けていることから、良好で長期的な見通しを立てることができます。
(3)配当の頻度が多く利回りにも優れている
頻度や配当額など総合的に見て配当利回りが良いことです。米国企業は配当金による株主還元を重視している傾向にあり、株主優待がない代わりに高配当の株が多めです。
国内株の配当頻度は年1~2回程度なので株を保有してから配当金がもらえるまで半年以上かかることもあります。しかし、米国株は3ヶ月に1回程度のペースで配当金がもらえるタイミングが回ってきます。
では、米国株の買い方についての注意点をご紹介します。
(1)日本語での情報収集がしにくい
株を購入する際は企業の業績や業界の動向など、様々な情報を集めた上で成長性・将来性を判断することが重要です。
しかし、米国株については当然ですが米国企業への投資なので出回る情報も基本的に英語であり、日本語の情報は多くはありません。
(2) 株価変動とは別に為替変動の影響も受ける。
株価が上昇していても為替変動によって利益分が帳消しになってしまうリスクがあります。
(3)国内株よりも多くのコストがかかる
米国株の取引では米国現地の手数料と国内の委託手数料、両方が発生します。
情報不足に対応するために活用したいのが日本語で米国株の情報収集ができる米国発の大手メディアです。例えば、米国の金融関係者たちが使っているメディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ロイター」は日本語でも閲覧することができます。
また日本でもお馴染みのTwitterやYouTubeは米国株取引でも生の現地情報を得るための貴重な情報源になるため、常にチェックし、適格な投資判断ができるようにしておきましょう。