1993年に日本におけるはじめてのプロサッカーリーグとしてスタートしたJリーグ。今年5月15日に30周年を迎えました。30年間のその歩みは、そのまま日本のサッカー文化の歴史でもあります。
最近では新しいスポーツ観戦のひとつとしてスポーツベッティングが注目されていますが、サッカーオッズを利用して楽しむ方も増えてきていると言われています。今や世界中のピッチで多くの日本人選手が活躍していますが、そんな彼らを育む土壌ともなったのがJリーグでもあります。ここではJリーグの歴史を振り返りながら、その魅力に迫っていきたいと思います。
日本サッカーの歴史
日本サッカーの歴史は明治時代初期にまで遡るといわれ、1873年に来日したイギリスの軍人が日本の軍人に教えたことがはじまりといわれています。その後、サッカーは学校などで徐々に広まり、1921年には大日本蹴球協会が創立され、1929年には国際サッカー連盟(FIFA)に加盟します。やがて国際舞台でも着実に成長を見せてきた日本のサッカー。1991年には社団法人日本プロサッカーリーグが設立され、そして1993年にJリーグ(日本プロサッカーリーグ)が開幕されるに至ります。Jリーグ開幕は日本におけるサッカー人気を不動のものにし、日本サッカー全体のレベルを上げるのにも大きく貢献しました。
Jリーグ誕生
こうして誕生したJリーグは、技術的な革新や試合形式の改善などを通じても、日本サッカーのレベルを世界基準にまで高めることに務めてきました。また、Jリーグはテクノロジーの導入にも積極的に取り組んできました。例えばVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入などです。これらの技術的な革新により、サッカーの試合レベルが大きく向上しています。さらに、Jリーグは国内外の試合交流を促進する取り組みも行っています。例えば2018年からはじまった『J.LEAGUE WORLD CHALLENGE』では、日本のJリーグ所属のサッカークラブが、親善試合であるとはいえ、世界中の様々なクラブと試合をする機会を得ることができるようになりました。世界規準でも戦える選手を育成するという目的のためだけでなく、日本の作家を世界に発信するという意味でも大きな効果を生み出しています。
増える所属チーム数
1993年のリーグ発足時に加盟していたのは『オリジナル10』とも呼ばれる以下のチームでした。
・鹿島アントラーズ
・東日本JR古河サッカークラブ(現:ジェフユナイテッド千葉)
・三菱浦和フットボールクラブ(現:浦和レッズ)
・読売日本サッカークラブ(現:東京ヴェルディ)
・日産F.C.横浜マリノス(1999年、全日空佐藤工業サッカークラブと統合。現:横浜F・マリノス)
・全日空佐藤工業サッカークラブ(横浜フリューゲルス)
・清水FCエスパルス(現:清水エスパルス)
・名古屋グランパスエイト(現:名古屋グランパス)
・パナソニックガンバ大阪(現:ガンバ大阪)
・サンフレッチェ広島F.C
10チームからスタートしたJリーグは、年を追うごとにチーム数を増やし、1999年からは『Jリーグ ディビジョン1』(現J1リーグ)と『Jリーグ ディビジョン2』(現J2リーグ)の2部制に移行し、、2014年には『J3リーグ』(J3)が創設され、3部制へと制度が変わっていきました。そして2023年のシーズン開始時点で、3部のすべてのリーグ合わせて、なんと、60クラブが所属しています。ベッティングサイトではJ1の試合にベットすることが可能です。
輝くスター選手たち
こうして日本におけるサッカー人口を増やすことにも大きく貢献することとなったJリーグですが、その不動の人気に大きく影響を与えたのが綺羅星のごとく輝くスター選手たちです。Jリーグ発足時から活躍し、今もなお現役としてピッチに立つ『キングカズ』こと三浦知良選手をはじめ、日本人選手が世界の頂点でも互角に戦えることを初めて証明した中田英寿選手。他にも中村俊輔選手や小野伸二選手、長友佑都選手、香川真司選手と、30年間のJリーグの歴史の中で多くのスター選手が人々を魅了してきました。そしてその選手たちの多くが、Jリーグから世界中のサッカークラブへ移籍し、活躍の場を広げていったのです。
年々、レベルを高めてきている日本サッカー。その根底にはJリーグをはじめ、サッカーを愛する人々の長年にわたるたゆまぬ努力が世代を超えて続いているからなのかもしれませんね。