これから数年でスマートフォンはどう変わるか 折りたたみ画面、人工知能、新しい電池、衛星通信

携帯電話は、しばらくの間、見た目も使い勝手も大きくは変わらない時期が続きました。しかしここに来て、いくつかの新しい技術が同時に実用の段階に入りつつあります。折りたためる画面、機械の中で動く人工知能、新しい仕組みの電池、そして人工衛星との直接のやり取りです。それぞれがどんな段階にあるのかを見ておきましょう。

画面と人工知能の変化

まず画面です。二つに折れる機種はすでに販売されており、開けば小さな板のような広さで地図や書類を扱え、閉じれば上着の内側に収まります。初期の製品は折り目が目立ち、厚みも気になりましたが、蝶番の作りと画面の素材が改良され、その差は年々縮まっています。三つに折る形や、巻き取って引き出す形の試作も発表されており、画面の大きさと持ち歩きやすさという長年の矛盾に、答えが出つつあります。

次に、機械の中で動く人工知能です。これまで、話しかけて答えを得る仕組みの多くは、内容を通信の向こう側に送って処理していました。今は、小さくまとめた仕組みを端末そのものに載せる方向へ移っています。電波が届かない場所でも使え、反応が速く、予定や連絡先といった中身を外に出さずに済むのが利点です。写真の整理、文章の下書き、聞き取った内容の書き起こしなど、地味ながら毎日役立つ場面で活躍します。

電池と写真、そして本体の作り

電池にも動きがあります。負極の材料に別の素材を混ぜて容量を増やす方式が実用化され、同じ大きさでも長く使える機種が出てきました。さらに、液体の部分を固い材料に置き換える方式の研究が進んでおり、発火の危険が下がり、寒さにも強く、劣化しにくくなると期待されています。あわせて、修理や交換をしやすくするよう求める制度の動きもあり、一台を長く使う流れが後押しされています。電池のもちが延びれば使い方の自由も広がり、外で動画を眺めたりPlayBazeのような場所で遊んだりしても、帰り道の連絡ができなくなる心配は小さくなります。

写真の分野も静かに変わり続けています。部品そのものを大きくするやり方には限界が見えてきたため、近ごろは撮った後の計算処理で仕上げる方向に重心が移りました。暗い場所で何枚も撮って重ね合わせ、明るくかつ粗さの少ない一枚に仕上げる。遠くのものを引き寄せたときに足りない細かさを、計算で補う。こうした処理は先ほどの人工知能の区画が担っており、頭脳の進歩がそのまま写りに直結する形になっています。

本体の素材や作りにも改良が加えられています。傷に強く割れにくい表面の材料、軽くて丈夫な骨組み、水やほこりの入りにくい構造といった部分は、毎年少しずつ良くなってきました。加えて、部品を交換しやすい設計を求める動きが各国で強まり、電池や画面を取り替えて長く使えるようにする流れが生まれています。買い替えの間隔が延びている今、何年使えるかという視点は、性能の数字と同じくらい大切になってきました。

操作の考え方と衛星を使った通信

使い勝手を左右する要素として、操作の考え方そのものも見直されつつあります。画面に並んだ絵を指で押していく形は長く続いてきましたが、話しかけて用事を頼む形や、画面の内容を読み取ってその場で次の動作を提案する形が加わってきました。一方で、思ったとおりに伝わらないときの苛立ちも生まれますから、従来のやり方も残したうえで選べるようにしておくことが大切です。

最後に人工衛星との通信です。山中や海上など、地上の基地局が届かない場所からでも、空を回る衛星を経由して短い文章や現在地を送れる機能が広がっています。今のところ緊急時の連絡が中心ですが、対応する衛星の数が増えるにつれ、普通のやり取りにも使える範囲が広がるとみられています。災害で地上の設備が壊れたときの備えとしても意味のある技術です。

これらはいずれも、派手な見た目の変化をもたらすものではありません。しかし積み重なると、外出先でできることの幅が確実に広がります。電波の心配が減り、電池を気にせず、画面を広げて仕事も娯楽も楽しめる。移動中のわずかな息抜きの時間も、より快適なものになるでしょう。次の買い替えでは、価格や写真の性能だけでなく、こうした土台の部分がどこまで進んでいるかにも目を向けてみてください。

 

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